家族葬の流れ|通夜から火葬まで全ステップと費用相場
「家族葬って何をどう進めればいいのか分からない」という方のために、ご逝去から火葬・後日対応までの流れを時系列でまとめました。費用相場、準備のタイミング、当日の段取りまでまとめて確認できます。
家族葬とは
家族葬とは、家族や親しい親族・ごく限られた友人だけで行う小規模な葬儀のことです。参列者は10〜30名程度が一般的で、一般葬と比べて費用を抑えつつ、故人とゆっくりお別れができるのが特徴です。
近年、宮城県を含む全国で家族葬を選ぶ方が増えており、葬儀全体の半数以上を占めるとも言われています。
家族葬の全体の流れ(日数の目安)
家族葬は、ご逝去から火葬まで通常2〜3日かけて行います。以下が全体の流れです。
- ご逝去・搬送病院や自宅で亡くなられた後、葬儀社に連絡し、ご遺体を安置場所へ搬送します。深夜・早朝でも対応してくれる葬儀社がほとんどです。
- 葬儀社との打ち合わせ葬儀の規模、日程、祭壇、料理、返礼品などを決めます。参列者リストの準備もこのタイミングで進めます。
- 納棺故人を棺に納める儀式です。湯灌(ゆかん)や死化粧を行い、思い出の品を一緒に納めることもあります。
- 通夜夕方から夜にかけて行われ、参列者が焼香し、最後の夜を過ごします。家族葬では通夜を省略する「一日葬」も選択肢です。
- 葬儀・告別式翌日の午前中に行われることが多く、僧侶による読経、参列者の焼香、最後のお別れの順に進みます。
- 出棺・火葬霊柩車で火葬場へ移動し、火葬を行います。火葬中は控室で待機し、約1〜2時間で終わります。
- 収骨・解散火葬後、ご遺骨を骨壺に納め、葬儀は終了です。その後、初七日法要を当日に繰り上げて行うケースも増えています。
家族葬の費用相場
家族葬の費用は、規模や地域、オプションによって幅がありますが、目安は以下の通りです。
祭壇、棺、骨壺、ドライアイス、搬送、式場使用料、火葬料などの基本費用が含まれます。
通夜振る舞いの料理、香典返しなどの実費。参列人数によって変動します。
宗派や地域差が大きい項目です。葬儀社経由で僧侶を手配する場合は事前に確認しましょう。
合計で110万円〜180万円程度が一般的ですが、オプション(祭壇のグレードアップ、メッセージ動画の上映、生花の追加など)を加えると200万円を超えることもあります。
家族葬が結局高いのはなぜ?
「家族葬は安い」というイメージを持つ方は多いですが、実際には一般葬と変わらない、あるいは手出しが多くなるケースがよくあります。その理由を具体的に説明します。
理由① 費用の大半は「固定費」だから
葬儀にかかる費用のほとんどは、参列者の人数に関係なくかかる固定費です。
- ご遺体の搬送・安置費用
- 棺・骨壺・祭壇の準備費用
- 式場の使用料
- スタッフの人件費
- 霊柩車・マイクロバスの車両費
参列者が100人でも10人でも、これらの費用はほぼ変わりません。「人数が少ない=費用が安い」とはならないのが葬儀の構造です。
理由② 香典収入がゼロになるから
一般葬では100〜200人が参列し、一人あたり5,000〜10,000円の香典が集まることが多いです。100人来れば50〜100万円の香典収入になり、葬儀費用の大部分を補える計算になります。
家族葬では香典を辞退するケースが多く、この収入がありません。葬儀にかかる費用は似たようなものでも、全額を自己負担しなければならないという点で実質的な負担は大きくなります。
一般葬:葬儀費用150万円 → 香典収入100万円 → 実質負担 50万円
家族葬:葬儀費用100万円 → 香典収入0円 → 実質負担 100万円
※あくまでも目安です。規模・内容によって大きく異なります。
理由③「〇〇万円〜」は基本料金だけの表示だから
葬儀社の広告でよく見る「家族葬29万円〜」などの価格は、棺・搬送・式場などの最低限の基本プランだけの金額です。実際には以下が別途かかることがほとんどです。
- お布施・戒名料:15〜30万円(宗派・寺院による)
- 火葬料:市区町村による(仙台市民は比較的安め)
- 飲食費(通夜振る舞い・精進落とし):5〜20万円
- 返礼品・香典返し:参列者人数×2,000〜3,000円程度
これらを加えると、「29万円〜」の家族葬が最終的に100万円以上になることは珍しくありません。見積もりを取る際は「すべて込みの総額はいくらになるか」を必ず確認しましょう。
葬式・葬儀の準備チェックリスト|やること一覧
いざというときに慌てないために、葬式・葬儀の準備で押さえておくべきポイントをチェックリスト形式でまとめました。家族葬を検討している宮城県・仙台市の方はぜひ参考にしてください。
① 参列者の範囲を早めに決める
家族葬では「誰を呼ぶか」が最も悩むポイントです。基本的には家族・親族・親しい友人までに絞り、ご逝去のお知らせは葬儀後にする方も増えています。連絡先リスト(氏名・電話番号・関係性)を事前にまとめておくと、いざというときにスムーズです。
② 葬儀社を事前に比較・相談しておく
家族葬専門の葬儀社、地域密着型の葬儀社など選択肢があります。宮城県・仙台市内でも葬儀社によって料金・サービスに大きな差があるため、事前に2〜3社の資料請求や見積もり比較をしておくと、いざという時に慌てません。「総額いくらか」を必ず確認しましょう。
③ 葬式当日の持ち物・服装を確認する
喪服・数珠・ハンカチ(白または黒)・袱紗(ふくさ)・現金(香典用・交通費)・印鑑は基本の持ち物です。遠方から来る親族のために宿泊場所の手配も事前に済ませておくと安心です。
④ 遺影・写真・動画を準備する
葬式の準備の中で意外と後回しにされがちなのが遺影と映像です。遺影に使う写真は生前から「これがいい」と決めておくのが理想です。また、家族葬では参列者が少ない分、故人とのお別れの時間がゆっくり取れます。生前の写真や動画を編集して上映するスライドショーやメッセージ動画は、参列者の心に深く残る演出として人気があります。
葬儀社のオプションとして提供される映像制作は費用が高くなりがちですが、宮城県・仙台市内の専門業者に直接依頼すると費用を抑えられる場合があります。
⑤ 役所手続き・書類の準備
ご逝去後には死亡診断書の受け取り・死亡届の提出・火葬許可証の取得が必要です。葬儀社がサポートしてくれることがほとんどですが、印鑑と故人の本籍地・住所がわかる書類は手元に用意しておきましょう。
⑥ 費用の準備・補助金の確認
葬式・葬儀の費用は総額100〜200万円になることもあります。葬儀費用の一部を補助してくれる制度(健康保険・国民健康保険の葬祭費、会社の慶弔見舞金など)があるため、事前に確認しておくと実質負担を減らせます。
よくある質問
家族葬にかかる日数はどれくらいですか?
通常はご逝去から火葬まで2〜3日です。通夜を省略する「一日葬」なら1日で終わります。
家族葬でも香典は受け取りますか?
家族葬では香典を辞退するケースが多いですが、家族の判断によります。辞退する場合は訃報の連絡時に明記しましょう。
家族葬と一般葬の違いは?
主な違いは参列者の範囲です。家族葬は身内中心の10〜30名、一般葬は職場関係者や近所の方も含めた50名以上が一般的です。
家族葬でメッセージ動画やスライドショーを流すことはできますか?
はい、可能です。式場のスクリーンやモニターを使って上映できます。葬儀社のオプション、もしくは外部の制作会社に依頼する方法があります。
